アウトドアリビングに置くソファやテーブルなどを選ぶ際に、雨による影響が気になりますよね?
素材によっては、汚れや劣化が一気に進むかもしれないので屋外で使う家具は雨に負けない商品を選ぶべき。
ただ「どんな素材なら大丈夫か」は知識がないとなかなか選びづらいもの。
そこでこの記事では、長く使える屋外用家具の選び方や雨をしのぐ効果的な方法を解説します。
まずは、必要な情報を仕入れてから、購入するタイミングでは経験豊富なプロに相談してみてください。
屋外に対応している素材を選ぶのが大前提
そもそも素材が傷む原因は次の3つ。
- 水濡れ
- 湿気
- 紫外線
屋外環境では3条件がそろいやすいため、布素材や天然木は避けてください。
おすすめの素材は繊細に編み込まれたデザインになっている合成ラタンや合成樹脂、アルミや石材・コンクリートです。
生地の中でも撥水加工・防水加工が施されている場合もありますが、金属や石材など水分を一切通さない素材の方がやはり耐久性は上です。
屋外に置くものは水が染み込まず耐久性が高い素材選びが重要です。
雨に濡らさないように屋根を作る
もっとも効果の高い雨対策は屋根を作ることです。
屋根さえあれば素材の傷みの原因を抑えられ、水濡れや紫外線予防にもつながります。
アウトドアリビング空間に光を取り入れたい場合にはポリカーボネートの透明な素材を使うのがおすすめ。
紫外線を防ぎつつ、自然光による明るさを確保できます。
また屋根はアウトドアリビングにプライベート空間を演出するのにも効果的です。検討すべきは屋根の高さです。
屋根を高く設置すると開放感があるものの、雨の吹き込みが多くなります。
また直射日光が当たる範囲も広くなるため素材が傷みやすくなるでしょう。
屋根の高さ調整には絶対の正解はなく、立っているときの目線に合わせるか、ソファに座って過ごすときを優先するかで、高さは異なります。
設置の際はプロに相談して、環境やニーズに合った高さを提案してもらいましょう。
スペースの問題から屋根の設置が難しい場合は、シェードやオーニングという手もあります。
使うときだけ広げられるのは便利ですが、使用していないときは、家具やウッドデッキに雨・直射日光が降り注ぎ劣化が進んでしまうので、やはり常設の屋根がベターです。
オーニングの生地素材も、屋根材に比べて劣化が早く進んでしまいます。
雨水が溜まらない、汚れないデザインを選ぼう
屋根をつけて雨水をしのぎ、水に強い素材を選んだとしても、イスの表面に水たまりができていたら使いづらいですね。
そこで透水性のある素材に加え、水を溜めこまないデザインの商品を選びましょう。
合成ラタンで編み込まれたソファは空洞があるため、表面に水が残らずしかも乾きやすいデザインが多くあります。
とくに細かい格子デザインのイスは雨が溜まりにくく、汚れづらくなっています。
一方、石材や金属製など雨に強い素材のベンチは表面が固くて座り心地がよくありません。
そこでベンチを使うときだけクッションを敷く方法がおすすめ。
ウッドデッキも同じく、そのまま座るとおしりに負担がかかるのでクッション敷きし、使わないときはクッションをしっかりしまっておきましょう。
グランピング施設でもよく見られる雨対策です。
水を逃がすデザインになっているか、注目して商品を選んでくださいね。
アウトドアリビングに置く家具も、雨対策もプロにお任せ
アウトドアリビングで、完全に雨を防ぐことはできません。ならば上手に雨の影響をかわしたいものです。
屋外に置くソファやテーブルは
- 素材……水が染み込まず耐久性が高い素材を選んでください
- 屋根……適切な高さの屋根を設置して、ソファやテーブルを守りましょう
- デザイン……水をためにくく、濡れても乾きやすいデザインを選びましょう
汚れにくく、傷みにくいアイテムを選ぶのが重要です。そして屋根を設置して、できるだけ直接雨に濡れるダメージを減らしましょう。
ひとりでアレコレ考えるよりも、お庭の設計や施工のプロに相談するのがおすすめです。
1~2年ではなく、10年単位で経年変化を見ている経験があるプロなら、長期間使える最適なアウトドアリビングを提案してくれます。
2年ごとに5回買い直すより、10年使えるものを1回だけ買う方が満足度も高く、愛着も増します。
商品選び次第で、アウトドアリビングは長く楽しめます。
ぜひ優雅なひとときを過ごしてください。