お庭で自由にくつろげる空間として、注目を集めるアウトドアリビング。
せっかくアウトドアリビングにするなら、作ったあとに「失敗した……」と後悔しない場所にしたいですよね。
しかし、次のような悩みを抱えていませんか?
「リゾートやグランピングほど作り込まず、手軽に楽しみたい」
「なるべくお金をかけずに作りたいけど、やり方が分からない」
「そこまで手間暇をかけたくないが、中途半端にはしたくない」
そこで本記事では、
・失敗しないアウトドアリビングの作り方5選
を紹介します。
「失敗したらどうしよう……」と不安に感じている方こそ、アウトドアリビング作りの参考にしてくださいね。
簡単&オシャレ&無駄がない!アウトドアリビングの作り方5選
「マイホームで楽しく過ごしたい!」
「プールを出して子どもと遊びたい!」
「友だちを呼んでバーベキューを楽しみたい!」
アウトドアリビングの目的は、ご家庭によって違います。
せっかくお金をかけて作ったのに、イマイチ…なんて状況は避けたいですよね。
ここでは、失敗・後悔するリスクを減らすポイントを5つ解説します。
1. すべては床から始まる!まずは床にこだわろう
アウトドアリビング作りで最初に着手すべき場所は、床です。
床には、リビングと一体感のあるタイルがおすすめですね。
地面のまま放置せず、リビングとフラットにつながる設計で庭と建物の一体感が生まれます。
タイルやコンクリートで床を作れば、雑草や防虫対策も特に必要ありません。
掃除も手軽にできるので、手間が少なく、使いやすい空間を演出できます。
ただ、室内含めて床全体を嵩上げ(かさあげ)すると、費用がグンと高くなるので注意しましょう。
費用が高くつく場合は、高さよりも床面積を優先してください。
なお、人気のウッドデッキは、定期的な掃除やメンテナンスが必要です。
濃い目の色合いが多いので、外壁や目隠し塀も明るめに統一すると、リッチな空間に仕上がります。
2. できるだけ広いスペースを確保し動線の邪魔はしない
アウトドアリビングの動線を広くとれるように、邪魔なものは置かないようにしましょう。
家族だけでゆっくり過ごすには4畳半で十分ですし、友だちを招いてBBQや食事を楽しみたいなら、6畳以上は確保しておきたいところ。
スペース確保を考える際は、屋内リビングの広さを基準にイメージしてください。
ソファーを置いてしまうと、せっかくのお庭が狭くなってしまうため、収納を兼ねたベンチのようなアイテムを使うのも効果的です。
もし置きたいものがあるなら、動線の妨げにならないように意識しましょう。
ソファーに代わるデザインについては、こちらで詳しく解説していますので、参考にしてください。
3. 快適に過ごすために電気・水道は必須
アウトドアリビングを作る際は、電気や水道の準備が欠かせません。
外へ出るたびに、おうちの中から延長コードやホースを用意するのは面倒です。
台所と同じように、あらかじめ設置しておいた方が使いやすい空間になります。
ただ、ガスはカセットコンロ(電気)でも代用できるため、優先順位は低め。
調理器具は、炭以外の選択肢が増えたので、タコパや鍋パーティーなど、楽しみ方のバリエーションが増えますね。
アウトドアリビングで食事をすると、
- 食材を洗う
- 水を流す
- 手を洗う
など、水を使う場面は多く出てくるはず。
そんなときには、ガーデンシンク(流し台)を用意しておくと、便利ですね。
4. 収納スペースがないとアウトドアリビングを楽しめない
お庭のテーブルやシェードは普段は使いませんが、収納の場所に困ることがよくあります。
せっかくの広いお庭も、ジャマなものが多いと、窮屈に感じられ空間の魅力が半減します。
- コンログリル(調理器具)
- 作業台
- イス
- テーブル
これら、必要なときだけお庭で使いたいものは「家からの出し入れが面倒くさい」という意見も多いはず。
だから物置を置いて収納スペースもお庭に確保できると、バッチリです!
ぜひ検討いただきたいのは裏手に設置した浅めの物置。ここにアウトドアリビングに必要なアイテムを忍ばせておくのがツウの作り方です。
90cm以上の奥行きがある物置だと、奥に片付けたものが取り出しづらいので浅めがポイントです。
5. 季節に合わせたアウトドアリビング作り
実際にテラスやデッキで食事を楽しめるのは、過ごしやすい気候の春や秋がメインになります。
天気が良くても真夏だと暑すぎるし、真冬は長時間過ごすには寒すぎます。
また、周りの視線が気になったり、蚊がたくさん出てきて不快になったり、アウトドアリビングが楽しみづらい状況を想像してみてください。
そこで大切なのが、日除けや目隠しです。
日除けは、オーニングやシェードが使えると、手軽に暑さ対策ができるもの。
目隠しには、シンボルツリーや植栽を設置するのが良いですが、常設できて見た目がおしゃれなモルタル造形壁もおすすめです。
モルタル造形については、こちらで詳しく解説していますので、参考にしてください。
なお、アウトドアリビングを快適に楽しむためには、虫対策も忘れずに行いましょう。
電気式の虫取り装置や蚊取り線香の併用が効果的です。
無理に外に出ようとするのは、本末転倒
「アウトドアリビングを作ったので、1年中いつでも楽しみたい!」
しかし、過ごしにくい時期に無理をして外で過ごすのは本末転倒です。
見極めが難しいですが、真夏や真冬だと、家の中にいた方が快適に過ごせるでしょう。
アウトドアリビングは、屋外だからこそ楽しめる非日常の空間。
あなたや家族、仲間たちが開放的に楽しめる空間だからこそ、魅力的なんです。
失敗しないアウトドアリビングの作り方5選
アウトドアリビングの作り方として、
- まずは床からスタート
- 動線の妨げになるものは置かない
- 電気・水道の設置
- 収納を作る
- 日除けや目隠しの設置
以上の5つを解説しました。
アウトドアリビングは、ご家族やスタイルにマッチする設計プランが必要になるため、プロの設計が必要です。
床材ひとつにしても、
- コンクリート
- タイル
- ウッドデッキ
- 芝生
- インターロッキング
など、さまざまな選択肢があるんですよね。
お庭を最大限活かすため、床の高低差の工夫や色のコントラストなど、アウトドアリングの設計から培った経験を持つプロだからこそできるワザがあります。
自由に好きなものを作ろうとしても、アウトドアリビングは作れません。
設計の経験がない素人だと、選択肢が多すぎて満足いくものが作れず、取り返しがつかないことも…。
だからこそ、アウトドアリビング全体の設計から考えるのであれば、プロに相談する方が賢明です。
グランテラス・デザインは、外構・お庭周りのデザインが得意で、アウトドアリビングを手掛けた実績も豊富です。
お客様のご要望に寄り添いながら、理想的なデザインを実現します。
アウトドアリングの作り方でお悩みの方は、紹介したポイントを意識した空間を考えてみてください。