「お庭をあこがれのアウトドアリビングでラグジュアリーにしたい!…でも狭いから無理…」と諦めてしまっている方もいるでしょう。
おうち時間が増え、自宅で手軽にアウトドアを楽しむべランピングも浸透しましたが、アウトドアリビングはお庭を広く見せる演出にも使えます。
せっかくのマイホームで、屋外空間も最大限楽しむには、アウトドアリビングのひと工夫は大切です。
この記事では、
・狭めのお庭も、広く見せてお洒落にする方法3選
を紹介します。
手頃なサイズのお庭で、アウトドアリビングを楽しむための参考にしてください。
1.白い壁と収納を兼ねるベンチを配置すれば、広い庭を演出できる
アウトドアリビングにおける壁には、白を採用することが多いです。
白い壁は、膨張効果があり、広い庭を演出してくれます。
道路を通る方々や隣地からの視線を隠す壁を作りつつ、ベンチには収納機能を兼ねた役割を持たせましょう。
家から庭を見るのではなく、庭から家を見るベンチ。
これが空間の広さを一番感じやすい使い方になります。
なお、壁を白くする場合、昼間は日光で反射させ、夜は照明を当てると良いです。
常にお庭を明るい状態に保つことで、空間を広く見せる効果(サバンナ効果)があります。
サバンナ効果は、鬱蒼と生い茂った森の中で迷った人が、草原を求めて外へ抜け出すたとえから生まれた造語。
例えば、入り口付近よりも廊下の突き当たりを明るくすると、奥に進みたくなったり、奥が広くなったような感覚になりますよね。
人は、暗い場所から明るい場所へ惹かれる習性を持つため、アウトドアリビングでの行動設計に利用されています。
2.狭い庭こそ天井は不要!作るなら、リビングより高い2.7mがおすすめ
狭い庭こそ天井を作らない方が良いです。
天井を作ると、閉鎖空間となり、圧迫された感覚に陥ってしまいます。
とはいえ、日差しや周囲の視線が気になる方もいますよね。
そんなときは、屋根を作るのではなく、オーニングやシェードといった可動式の布で覆うのがおすすめです。
曇りの日は外し、暑い日は囲っておくことで、日除けやプライバシーの保護にも役立ちます。
なお、本来のリビングは、2.4m〜2.5mほどの高さになっている注文住宅が多いです。
アウトドアリビングとして天井を作るのであれば、リビングよりも高い2.7mにするだけでお庭が広く感じられます。
3.固定式のアイテムは置かず、自由に使える空間を残す
アウトドアリビングでは、テーブルのような固定式のアイテムを置かないようにしましょう。
また、動線は短く、自由に使える空間は残しておきます。
お庭が狭い、奥行きが薄いと感じる場合、テーブルを置くと身動きが取れなくなるため、基本的に置かない方が良いです。
ダイニングテーブルやソファーをリビングに置くと、お部屋が狭く感じますよね。
壁際にベンチを作り、収納を兼ねることで収納スペースにもなります。
例えば、ベンチの中に小さな折りたたみ式のサイドテーブルを入れておくと良いです。
2台収納しておけば、バーベキューをするときに1台はお肉を焼く用、もう1台はドリンクやタレを置く用として使用し、横のスペースにお肉も置けます。
このような使い方ができれば、空間を有効活用できているといえるでしょう。
諦めないで!お庭が狭いと嘆くより、アウトドアリビングをリビングの延長として楽しみましょう!
以上が、アウトドアリビングを楽しめるお庭にするための方法3選になります。
まとめると、
- 壁は膨張効果のある白を採用し、ベンチには収納機能を兼ねる
- 天井は作らない方が良いが、作るのであればリビングより高い2.7mで、オーニングやシェードを活用する
- 固定式のテーブルなどは置かず、自由に使える空間を残す
このように工夫することで、お庭が狭くても、広く見せてお洒落な空間を演出できます。
コロナ禍をきっかけに、マンションのベランダでもアウトドアリビングを楽しめるべランピングが話題になりました。
とはいえ、マンションのベランダは、決して広いところばかりではないですよね。
お庭よりも狭いところが多いかもしれませんが、それでもベランピングを楽しんでいる方はいます。
マイホームをお持ちの方は、お庭が狭いと嘆くよりも、リビングの延長としてアウトドアリビングをお庭で楽しんでみてください。