お庭のくつろぎスペースとして注目を集めるアウトドアリビング。
これから新築一戸建て住宅を建てるなら、
「家にいながらアウトドアを楽しめる空間がほしい!」
「でも、どうすればおしゃれになるか、何から始めれば良いか分からない…」
と考える人も多いはず。
そこで、本記事では、
・アウトドアリビングのある新築一戸建ての間取りを考える際のポイント4選
を紹介します。
おしゃれなお家とアウトドアリビングを演出するポイントが分かるので、最後までお読みください。
アウトドアリビングのある新築一戸建ての間取りとは?
一戸建て住宅を建てるなら、家にいながらアウトドアを楽しむため、お庭にウッドデッキや屋上にアウトドアリビングがほしいですよね。
アウトドアリビング作りでは、まず間取りを考えるのが非常に大切です。
以下では、戸建て住宅を検討している方に向けたポイントを紹介します。
どうやったらアウトドアリビングになるの?
明確な定義はありませんが、アウトドアリビングっぽく見えるものはあります。
「パティオ」は、ウッドデッキやタイルデッキで作ったスペイン風の中庭空間を指す言葉として登場しました。
日本では「坪庭」と呼ばれる、料亭や旅館のお風呂から眺める庭のような空間、いわゆる日本庭園がイメージしやすいですね。
両者の大きな違いは、お庭の役割。
パティオは、お庭に出てパーティーや食事をするためにあるもの、まさに使うお庭です。
ヨーロッパ圏では、あまり木が生えないため、お家の中に植えて使います。
一方で坪庭は、眺めるお庭としての役割を担っています。
日本は、四季折々で山も多いため、眺める文化が根付きました。
アウトドアリビングを作る場合は、使うお庭として活用できるように、床はコンクリートやレンガ、石材などで敷き詰めるのが良いです。
また、次のようなアイテムを取り入れることで、アウトドアリビングっぽさを演出できます。
- ガゼボ
- アウトドアキッチン
- ファイヤーピット(暖炉)
- 壁面デザイン
アウトドアリビングは、建物の位置も重要
アウトドアリビングを作る際は、建物の位置も重要です。
土地によっては、日当たりや風通しの良い方角があるので、その点を考慮して作らなければなりません。
風が抜けてしまうと、寒くてくつろげなかったり、食事も飛んでいったりするため、風よけにも配慮が必要です。
また、多湿な日本(特に北側)ではコケがよく生えます。
テーブルの裏側にコケが生えてしまうと、一気にアウトドアリビング感がなくなるので、次の素材から選ぶのが良いです。
- 天然石
- タイル
- レンガ
陰になる部分には、砂岩系の石材を使用することで、アウトドアリビング感を出してくれます。
ヨーロッパの石畳にされているものは、砂岩系で作ることが多いです。
ただ、砂岩系で作ると、日陰の部分にコケが生えるので、同系色のタイルで仕上げるのがおすすめです。
日当たりのよい場所であれば、砂岩系を使っても大丈夫です。
建物自体やお隣さんが陰になることもあるので、新築一戸建てを建てるなら、お庭の間取りや周辺環境を考慮しないといけません。
そのため、早めに「アウトドアリビングっぽくしたい」とハウスメーカーに伝えたうえで、間取りを考える必要があります。
また、お庭はアウトドアリビングが得意な外構業者に頼みましょう。
ハウスメーカーは、家を作る専門家なので、お庭まで作る思考・知識が回っていません。
「餅は餅屋」なので、アウトドアリビングが得意な外構業者に依頼することをおすすめします。
アウトドアリビングのつくり方と素材の選び方
屋外で使う素材は、できるだけ石材・アルミ金属を使う方が劣化が少なくて安全です。
ただ、無機質な空間になってしまうため、一部でも天然木を散りばめるのがおすすめ。
- チーク
- シダー
- ウィッカー
などをイスやテーブルに使ったり、目隠しフェンスの一部に天然木を散りばめたりするのが良いです。
なお、リビングとしてくつろぐときに、コンクリートやタイルに直接触れると熱かったり、冷たかったりしますよね。
夏場はサウナみたいになってしまうので、使うときだけラグを敷きましょう。
クッションのような柔らかい素材を併用することで、ラグは汚れるかもしれませんが、衣服を汚さずに済みますし、掃除も簡単です。
洗濯機で洗うだけで済みますが、屋外にずっと出していると、雨に濡れたり、湿気でかびたりしてしまいます。
劣化を避けるには、玄関のシューズクロークのような場所に収納しておく必要があります。
アウトドアリビングの目隠しはどうする?
リビングがなぜくつろげるのか?というと、屋外からの視線がない場所だからです。
アウトドアリビングは、周囲からもオープンな場所になるので、視線を遮るための目隠しが欠かせません。
目隠しを設置する場合は、通風の調整や直射日光、紫外線対策も考えましょう。
直射日光や紫外線対策は屋根になりますが、目隠しに使うものはアルミ金属のフェンスよりも、モルタル造形のようなデザイン壁がおすすめです。
ただ、目隠しも過剰に囲いすぎると、圧迫感が出てしまいます。
そのため、うまく建物を背中にして、目隠しの役割を担うものとして作ると、非常に良い空間が仕上がります。
なお、目隠しを検討する場合、
- 家の間取り
- お庭の間取り
どちらを優先するか、各家庭の判断によって異なります。
住宅を建てた後にお庭を作ろうとしても、どうしようもないことがあるので、アウトドアリビングが貴重な存在になります。
アウトドアリビングのある新築一戸建ての間取りはどう考えるべき?
アウトドアリビングのある新築一戸建ての間取りにするには、手順とポイントがあります。
まずは、ハウスメーカーに「アウトドアリビングっぽいお庭を作りたい」と伝えておきましょう。
そして、アウトドアリビングが得意な外構業者に依頼すべきです。
アウトドアリビングは、ただそれっぽいものを置けば良いのではなく、生活動線を考えて使いこなせるプランが必要です。
また、建物の位置やお庭の方角にも関係するので、間取りはあらかじめトータルで考えた計画も欠かせません。
そんな願いを叶えるプランを作るなら、アウトドアリビングに精通したプロに依頼しましょう。
グランテラス・デザインは、外構・お庭周りのデザインが得意で、アウトドアリビングを手掛けた実績も豊富です。
お客様のご要望に寄り添いながら、理想的なデザインを実現します。
アウトドアリビングのある新築一戸建ての間取りを整えて、快適な時間を過ごしたい方は、紹介したポイントを意識してみてくださいね。